2011年頃から注目されはじめたバイナリーオプション。
株、FXをご存知の方は既に知っているという方がほとんどだと思います。
近年注目されているバイナリーオプションとは一体どういったものなのか。このページでは、バイナリーオプションという言葉自体はじめて聞いたという方のために分かりやすく説明します。
名前の意味・由来
デジタルオプション、クリックオプション、オプション取引・・・などなど。さまざまな名前で呼ばれているバイナリーオプション。
binaryが「1」か「0」という2進法、Optionは選択権を表しており、簡単に言えば二者択一の投資方法という意味です。
歴史・発祥地
バイナリーオプションの発祥地はヨーロッパ。
日本に上陸してまだ歴史が浅いのですがそのシンプルな取引ルールが好まれ、国内でもバイナリーオプションの知名度が上がってきています。
国内業者として日本で一番早く取り扱いをはじめたのがIGマーケッツで、2009年に取引が開始されてから多くの投資家に注目されはじめました。
しかし最近では規制の問題により国内業者を使うメリットが減少し、海外業者にユーザーが流れている状態です。
注目される理由
バイナリーオプションが注目される一番の理由は、シンプルな取引方法にあります。(※ここで説明しているのは海外業者での取引方法です)
特徴①:二者択一の選択方式
取引システムは幾つかありますが、一番有名な取引方法は「ハイロー」と呼ばれるものです。これは購入時のレートと比べて判定時刻でのレートが上か下かを予想する方法。
他にもレンジ、ワンタッチなど多少システムが異なる商品はありますが基本となる2者択一方式のルールに変わりはありません。
特徴②:短時間で結果がわかる
海外業者ではターボと呼ばれる最短30秒で結果が分かる取引があります。
一方の国内業者は平成25年に施行された規制により取引時間が2時間ごとに開始されるようになりました。
1日で開かれる回号の数を比べてみても、海外業者の方が圧倒的に投資チャンスがあるので、たとえば休憩時間や寝る前の短時間に集中して取引したいというような方は海外業者の方が合っています。
特徴③:リスクが明確
バイナリーオプションは投資した金額以上の損失が出ることはありません。どれだけ相場が予想とは反対方向に動いてしまったとしても、100円しか投資していなければ損失は100円のみ。
そのためFXのように相場が大きく動いてしまって大きな損失を出してしまうということもないのです。
国内業者と海外業者の違い
国内と海外では、ルール、ペイアウト率など異なる点が多くあります。詳しく知ることで、自分にはどちらが向いているのか判断することができますので口座開設をする前にポイントをおさえておきましょう。
ペイアウト率 | スプレッド | 取引時間 | 途中決済 | 商品数 | |
---|---|---|---|---|---|
国内業者 | 一口1,000円 | 返金される | 2時間おき | できる | 少ない |
海外業者 | 70~100% | 返金される | 最短30秒~ | できる | 多い |
表でわかるように、違いはさまざまな点であります。
※ペイアウト率
払い戻し金のこと。例えばペイアウト70%の取引で100円を賭けたとして、予想が当たれば70円の利益となる。
国内・海外どちらにもメリットがあればデメリットもあります。ただ、取引方法や銘柄の豊富さ、得られるペイアウト率の高さや取引時間の短さで言えば海外業者のほうがメリットが大きいと言えるでしょう。