質問
チャートで分析の勉強をしていると時々「だましに注意する」という文言を見かけますが、「だまし」とは何でしょうか?また、「注意する」とは具体的にどうすれば良いのでしょうか?
回答
「だまし」とはテクニカル分析で売り(買い)のサインが出たものの、実際の相場がそのサインと逆の動きをすることを指します。
実際の取引では、ゴールデンクロスで買いになったにも関わらず相場が反転する。デッドクロスかと思えば急上昇するなど、分析結果とは違った値動きをすることは珍しくありません。特に取引時間が短くなればなるほど「だまし」に合う確率は高くなります。
この「だまし」をできるだけ回避するには、複数のテクニカル分析を組み合わせて行うことが有効です。
例えばMACD(マックディ)でゴールデンクロス・デッドクロスを探しながら、ストキャスティクスを補助指標として使うという様に、自分に合った分析手法を複数見つけると良いでしょう。
また、経済指標が発表される前にチャートが瞬間的に動き出すことがあります。重要な発表になるほどこの動きは激しくなる傾向にあるので、だましに注意しながら取引を行う必要があります。もし不安ならば、指標が発表されるまではエントリーしないことも手です。
慣れない内は難しいかもしれませんが、「だまし」を回避することは利益を上げるためにも大切なので、少しずつ色々な分析方法を覚えていきましょう。