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ハイローオーストラリア
2016年02月12日

移動平均線【グランビルの法則】

[カテゴリ:攻略法]

【質問】

テクニカル分析の中に移動平均線という指標がありますが、ゴールデンクロスやデッドクロス以外にも分析方法はないのでしょうか。自分で調べてみたところ、「グランビルの法則」を使った分析方法がシンプルでわかりやすそうでした。

【回答】

移動平均線グランビルの法則

移動平均線はアメリカのチャート分析家である「J・E・グランビル」が統計学の移動平均法を株価動向の基調測定に導入し、200日移動平均線を紹介したことが普及の始まりだと言われています。日本には昭和30年代後半に広く知れ渡り、現在ではローソク足と並んでテクニカル分析の中でもポピュラーな指標と言われています。

今回はこの移動平均線を使った「グランビルの法則」について紹介しましょう。これは別名「グランビルの8法則」とも呼ばれていて、発案者のグランビルが株価と移動平均線の位置関係に着目して売買のポイントを8つにまとめたものです。

それぞれ買いポイントと売りポイントは4つずつに分かれているので紹介していきます。興味のある方はぜひ参考にしてください。

グランビルの8法則-買いの4法則-

まずはグランビルの法則の【買いの4法則】を見ていただきましょう。

買いの4法則その1

移動平均線が下落後、横ばいになるか上昇しつつある局面でローソク足が移動平均線を下から上へクロスした状態です。これは重要な買いサインですので覚えておいて損はないでしょう。主に相場がある程度下落した後にしばらく時間が経過するか下落した後に急反発して相場が反転する際に見られます。

買いの4法則その2

上昇中の移動平均線をローソク足が下回っても平均線の上昇に変化がないときは押し目買いです。主に「上昇時のダマシ」のケースに見られます。心理的には「もう一段落としてこの辺が天井だぞ」と市場参加者に思わせておきながらあげていく際に見られる相場です。

買いの4法則その3

ローソク足が上昇する移動平均線の上にあって平均線に向かって下降して平均線を割り込まずに再び上昇したときは買い乗せといいます。主にトレンドが継続することをトレーダーに意識させる動きです。

買いの4法則その4

移動平均線が下降中でもローソク足が異常にかけ離れて下落した場合は自立反発の公算が大きく、短期の買いポイントです。主に下落が加速して移動平均線が相場の下落についていけない場合に見られます。上手くポジションを取らなければ非常に危険な逆張りになりかねないので注意が必要です。

グランビルの8法則-売りの4法則-

次はグランビルの法則の【売りの4法則】を見ていただきましょう。

売りの4法則その1

移動平均線が上昇の後、横ばいか下降している時にローソク足が平均線を下に割り込んだ場合は重要な売りポイントです。上昇トレンドが終了して下降トレンドへと変わる初動を示す非常に重要な売買ポイントとなります。このサインは覚えておいて損はないでしょう。

売りの4法則その2

下降中の移動平均線をローソク足が上回っても平均線の下落を食い止め得ないのは戻り売りです。主に相場が上昇後にもう一度高値をトライして失敗する場合によく見られます。このポイントにおいて相場の下落を暗示させる良いサインとなる場合も。

売りの4法則その3

ローソク足が下落する移動平均線の下にあり、平均線に向かって上昇したものの平均線を抜けずに再び下落する場合は売り乗せです。主に下落する際にさらに強い下落を見せる際によく見られます。このポイントは瞬間的に相場が大きく下落してその後一気に反転することもあるので一瞬の判断が必要です。

売りの4法則その4

平均線が上昇中でもローソク足が異常にかけ離れて上昇した場合は自立反落の公算が大きくなっています。主に上昇が加熱し移動平均線の動きが相場の上昇についていけない時に発生。買いの4番目の法則同様に非常に危険な逆張りになりかねないので注意が必要です。

グランビルの法則を使う際の注意点

今回は移動平均線の「グランビルの法則」を使った分析方法を紹介しました。この法則は50年以上も前に発表され、世界中のトレーダーによって既知とされています。そのためグランビルの法則を元に取引をしている投資家たちを狙い撃ちにした動きも。

「あたかもグランビルの法則に従っているかに思えた相場展開が急変する」ということもあるので注意が必要です。しかしこの法則には移動平均線の基礎であり要となる情報が豊富ですので相場分析の知識として使っていただければ幸いです。

この法則を使うのに最も最適な業者は独自のテクニカルチャートが使えるYバイナリーです。実際にグランビルの法則を使ってYバイナリーを攻略してみた結果もあるので興味のある方はぜひ参考にしてください。

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