比較的分かりやすい足型パターンの「三兵」
今回は以前紹介した「三山」のように「酒田五法」の中でも比較的分かりやすいパターンの多い「三兵(さんぺい)」という分析法を紹介します。「三兵」は前回の「三川」と同じように3本のローソク足のパターンから相場の分析をする方法です。
「三山」について→ローソク足チャートを使った分析法②【三山編】
「三川」について→ローソク足チャートを使った分析方法③【三川編】
「三兵」はローソク足の陽線(陰線)が連続して上下どちらかに3本続いている形となります。ではどのようなパターンになると買いシグナル(売りシグナル)になるのか解説していきましょう。
「三兵」の買いサイン
赤三兵
読み：あかさんぺい
この足型のパターンはローソク足が3本続けて前のローソク足の高値を上回った形のローソク足です。この赤三兵が出現したときは力強く上昇が続くサインです。
また底値圏でこの赤三兵が出現すると相場が上昇する転換のサインとみなされます。三兵の中でも比較的分かりやすいシグナルです。
赤三線先づまり
読み：あかさんせんさきづまり
この足型のパターンも買いサインとなります。1本目が大陽線で2本目、3本目のローソク足に上ヒゲが出ると先ほど紹介した「赤三兵」よりも上昇する力がないと判断してください。
ただ全く上昇しないというわけではありません。上昇する力があまりないというだけで上昇する可能性は十分にあるので注意が必要です。
赤三線思案星
読み：あかさんせんしあんせい
これは買いサインというよりは「利食いのサイン」として見たほうが良いでしょう。2本目が大陽線で3本目にコマが出現した場合は一旦利益を確定させることをオススメします。
また取引を行う前にこの足型が出た場合は一旦様子を見ましょう。これは上の2つのシグナルに比べると上昇がストップする可能性もあるので注意が必要です。
利食い(りぐい)とは？
利益確定のことで、早めに利益を確定させることで本来のペイアウト率での利益と比べると減ってしまいますが負けるというリスクがなくなります。海外のバイナリーオプション業者の中には途中決済のできる業者が少ないので登録前に途中決済ができる業者かどうかを確認しましょう。
三兵の売りサイン
黒三兵(三羽烏)
読み：くろさんぺい、さんばがらす
これは「赤三兵」と同じようなシグナルです。ローソク足が3本続けて前のローソク足の安値を下回った時に出現するシグナル。
「黒三兵」の他に「三羽烏」とも呼ばれます。天井圏で出現した場合は上昇トレンドから下降に転換するサインとみなされ、下降トレンドに発展する可能性も。
坊主三羽
読み：ぼうずさんば
この足型のパターンは3本の陰線が大引けで最安値となる大引け坊主となります。前2本に上ヒゲだけの陰線が出た後に大陰線が出るというもの。
このシグナルが出たときは大きく下落することを示すと言われています。取引の際にこの足型のローソク足のパターンを見つけたら思い切って取引をしてみましょう。
同時三羽
読み：どうじさんば
この足型のローソク足は1本目の終値と2本目の始値、2本目の終値と3本目の始値が同じの3本の陰線。ローソク足チャートを見ながら取引を行っていると以外にも見かけることの多いシグナルです。
「赤三兵」と「黒三兵」は出現率が高い！
今回紹介した三兵のうち「赤三兵」と「黒三兵(三羽烏)」はローソク足を見ているとよく出現しているように感じます。この2つのシグナルはトレンドの転換点を示しているのでボリンジャーバンドなどと一緒に使うとより使いやすい指標になるかもしれませんね。
海外のバイナリーオプション業者ではローソク足を使える業者がいくつかあります。その中でもソニックオプションはネッテラーにも対応しており、ペイアウト率2倍固定の「レンジアウト」取引があるのでしっかりとシグナルを見極めることができればハイリターンを狙えます。
最短30秒で2倍の取引ができるという業者はなかなかないので「三兵」のシグナルを覚えたらぜひソニックオプションで取引をしてみてください。
