高値警戒と底値圏を示唆する「三空」
今回紹介するのは「三空(さんくう)」と呼ばれる分析方法です。この「三空」は上昇相場あるいは下降相場で空が3回(または陰線)が続いて出現した状態のこと。
相場が上昇・下落しているのは「三兵」と同じですが上昇(下降)の仕方が変わってきます。三兵のように上放れ(下放れ)したところからローソク足が始まる部分がポイントとなりますが分析方法は三兵とは真逆です。
ではどのようなローソク足のパターンになるのか紹介していきましょう。
三空の買いサイン「三空叩き込み」
読み：さんくうたたきこみ
窓を空けた陰線が3回続けて出てきた形の「三空叩き込み」。相場が安値を警戒しているシグナルだと考えられ、底値圏のサインと判断するとよいでしょう。
ちょっとここで豆知識：投資格言
「三空叩き込みは買い向かえ」という投資格言があるように「三空叩き込み」は下降から上昇への転換となる目安とされています。
三空の売りサイン「三空踏み上げ」
読み：さんくうふみあげ
上昇しているときに窓が3回続けて出てきた形の「三空踏み上げ」。相場が高値を警戒しているシグナルだと考えられ、天井圏のサインと判断すると良いでしょう。
ちょっとここで豆知識：投資格言
「三空踏み上げは売りに向かえ」という投資格言もあり、「三空踏み上げ」が出現したときは反転して売られる可能性が高いとされています。
格言にもなる重要なシグナル
今回紹介した「三空」はどうやら重要なシグナルということが投資格言というものを調べていてわかりました。上で紹介した「三空叩き込みは買い向かえ」「三空踏み上げは売りに向かえ」以外にも「三空」の格言で調べた結果を紹介しましょう。
「三空 格言」で調べた結果
◯三空は売り
この格言は上昇しているときに三空が出たときは次の取引は慎重に行うように、という相場の勢いに惑わされないようという意味です。
◯三空に売りなし
この格言は上の「三空は売り」という格言の逆パターンです。下降相場のときに三空が出たら一旦反発する可能性が高くなるので慎重に取引を行いましょうという意味。
このようにちょっと調べるだけで結果が出てくる「三空」の格言。これは重要なシグナルと言えるのではないでしょうか。覚えておいて損はないですね。
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