質問
テクニカル分析にMACDというのがありますが、これは初心者にも使いやすいものですか?もし使いやすいならチャレンジしてみようと思っているので、この指標の見方も教えてください。
回答
MACDはテクニカル分析の中でも良く使われている指標で、「MACD」と「シグナル」という2つのラインと「OSCI」から出来ています。
■「MACD」…短期(12日)指数平滑移動平均-長期(26日)指数平滑移動平均で計算した数値をグラフ化したもの。
■「シグナル」…MACDの移動平均線(9日)
■「OSCI」…MACDとシグナルの2つの線の差異をグラフ化したもの。表示されていない場合もある。
基本的な使い方は、「ゴールデンクロスの時に買い」「デットクロスの時に売り」を基本に取引します。例えば図の赤丸ではMACDがシグナルを下から抜いた(=ゴールデンクロス)のでコールでエントリー。逆に青丸ではMACDがシグナルを上から抜いた(=デッドクロス)のでプットを選びます。
また、MACDが0ラインを下から抜いた時はコール、上から抜いた時はプットのサインでもあります。
チャート分析と言うと取っ付きにくい印象を持つかもしれませんが、MACDは相場のトレンドとエントリータイミングを同時に見れる便利な指標です。MACDとシグナルの位置関係だけで売買タイミングが分かり、初心者でもポイントさえ抑えれば取り組み易いものなので是非利用しましょう。
また、「だまし」を見抜く為にも2つ以上の指標を組み合わせて分析することをお勧めします。詳しくは「チャート分析の「だまし」とは?」をご参考下さい。
まとめ
- 下からシグナルを突き抜けたらゴールデンクロス=買い
- 上からシグナルを突き抜けたらデットクロス=売り
- MACDが0ラインを下から抜いた=買い
- MACDが0ラインを上から抜いた=売り
- 複数の指標を組み合わせる