ローソク足ってどんなチャート？
投資を行うに売買のタイミングを測るためにも相場の分析は重要ということはご存知の方も多いでしょう。今回はその相場の分析方法の1つ、テクニカル分析の中でも基本中の基本と言われているローソク足を使った分析方法を紹介します。
上の画像では赤いローソク足が陽線、青いローソク足が陰線としています。この足型は4本値(始値・高値・安値・終値)を使ってローソクの形に表したもの。終値が始値より高いものを陽線といい、逆に終値が始値よりも低い場合は陰線です。安値と高値は上下に突き出たヒゲと呼ばれる線で表します。
この指標は江戸時代の米商人・本間宗久が発案したとされており、元は米取引で使われたとも。現在は日本国内だけでなく世界中の投資家たちに使われている指標で、為替取引だけに限らずさまざまな市場で使われています。
ローソク足の形を見てチャートの変動を予測する
今回はローソク足の胴体とヒゲを見て相場が今後どのような動きをするのかを予測する方法を紹介します。ローソク足の形の特徴を知っているだけでもしっかりとした予想ができるのでまずは基本を覚えていきましょう。
分析を行っている時に出てくるローソク足の形は全部で10種類ほどです。それぞれのローソク足の形がどのような性質をもっているかを順番に説明していくので参考にしてください。
陽線
1.大陽線(陽の丸坊主)
始値が安値で終値が高値の長い胴体のローソク足。上昇の可能性が高いが転換点になる場合もあります。
2.大陽線(陽の大引坊主)
大陽線で下に短いヒゲがある形のローソク足。上昇の可能性が高く、連続で出現したときは特に強気の相場になる可能性も。
3.大陽線
大陽線で上下に短いヒゲのあるローソク足。上昇の可能性が高い。
4.大陽線(陽の寄付坊主)
上に短いヒゲが出た長い陽線。高値圏で出た場合は相場の転換点になる可能性もあるため要注意。
5.中陽線
上下に短いヒゲがある中陽線。持ち合い相場を示唆。
6.小陽線(コマ、陽の極線)
上下に短いヒゲがあり、胴体も短いローソク足。方向性がはっきりしないため取引は控えたほうが良い。
7.下影陽線
上下にヒゲがあるが、下ヒゲが名が買う胴体も短いローソク足。上昇の可能性が高い。
8.下影陽線(カラカサ、たぐり線)
長い下ヒゲがあるカラカサのようなローソク足。下降トレンド中に出現した場合は上昇を示唆。
9.上影陽線
上下にヒゲがあるが上ヒゲが長く、胴体が短いローソク足。下落の可能性が高い。
10.上影陽線(トンカチ、塔婆)
長い上ヒゲがある、トンカチのようなローソク足。底値圏で出ると上昇を暗示。
陰線
1.大陰線(陰の丸坊主)
始値が高値で終値が安値の胴体が長いローソク足。下落の可能性が高く、高値圏で出現した場合は信頼度が高い。
2.大陰線(陰の大引坊主)
大陰線で上に短いヒゲがあるローソク足。下落の可能性が高い。
3.大陰線
大陰線で上下に短いヒゲがあるローソク足。下落の可能性が高い。
4.大陰線(陰の寄付坊主)
下に短いヒゲが出た胴体の長い陰線。安値圏で出た場合は弱気ではあるが上昇する可能性が高い。
5.中陰線
上下に短いヒゲがある中陰線。持ち合い相場を示唆。
6.小陰線(コマ、陰の極線)
上下に短いヒゲがあり、胴体も短いローソク足。方向性がはっきりしないため取引は控えると良い。
7.上影陰線
上下にヒゲがあるが上ヒゲが長く胴体も短いローソク足。高値圏で出現した場合は下落する可能性を強く示唆する。
8.上影陰線(トンカチ、塔婆)
長い上ヒゲがあるトンカチのような形をしたローソク足。高値圏で出ると下落を示唆している。
9.下影陰線
上下にヒゲがあるが下ヒゲが長く、胴体が短いローソク足。底値圏で出現すると上昇する可能性が高いことを暗示している。
10.下影陰線(カラカサ、たぐり線)
長い下ヒゲがあるカラカサのような形のローソク足。底値圏で出現すると上昇を示し、高値圏で出現すると下落を示唆する。
今回紹介したローソク足の中でも俗称のあるローソク足は分析の際にたいへん役に立つので覚えておいて損はありません。
基本をしっかり抑えてバイナリーオプションに臨もう
このようにローソク足1本とってもここまでの分析が可能です。しっかりと基本を抑えておけば初心者でも高い勝率でバイナリーオプション取引ができるようになるでしょう。
ローソク足を無料で提供している業者を以下にまとめています。ローソク足のない業者でもMT4などの分析ツールをダウンロードすればローソク足を使って取引が可能に。BOKUがバイナリーオプションで取引をする時に使っているMT4は無料でダウンロードすることができるのでぜひ使ってみてください。
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