3本のローソク足から転換点を見る「三川」
ローソク足の足型から相場の分析を行う「酒田五法」。今回はそのなかの「三川(さんせん)」という分析方法がどのようなものかを説明していきます。
三川とは陽線と陰線の間にコマ(または極線)が現れたローソク足のパターンです。この3本のローソク足から相場の転換点を見つけ出すのがこの分析法となっています。
典型的なパターンとしては「三川宵の明星」と「三川明けの明星」です。今回は買いサインと売りサインに分けて説明していきましょう。
「三川」の買いサイン
三川明けの明星
読み：さんせんあけのみょうじょう
まずは「三川明けの明星」です。下降トレンドで陰線が出現した後に「空(窓)」を開けてコマや十字線が現れ陽線となるパターン。この足型が出たときは上昇トレンドに転じる可能性が高くなると言われており、買いサインとなっています。
空(窓)とは？
先ほど出てきた「空(くう)」とは別名「窓(まど)」とも呼ばれており、前回出現したローソク足の終値と現在出現しているローソク足の始値が全く重ならない状態のことです。
実は三川での買いサインはこの「三川明けの明星」だけ。買いサインはこれだけですので覚えやすいですね。
「三川」の売りサイン
三川宵の明星
読み：さんせんよいのみょうじょう
三川のシグナルのなかでも上記で紹介した「三川明けの明星」と並んで典型的なパターンと言われているのがこの「三川宵の明星」です。これは上昇トレンドで陽線が出現した後、空を開けてコマや十字線が現れ、その後下に離れて始まる陰線が出ます。
宵の明星という名前の通りこの形が出現すれば下降トレンドに転じると言われ、売りサインとみなされます。
三川上放れ二羽烏
読み：さんせんうわばなれにわがらす
「三川上放れ二羽烏」も売りサインとなっています。大陽線に空を開けて始まったものの陰線になり、次のローソク足も空を開けて始まったものの前のローソク足の安値以下で引けて陰線になったもの。
三川宵の十字星
読み：さんせんよいのじゅうじせい
最後は「三川宵の十字星」です。これは上記で紹介した「三川宵の明星」と似ていますが、真ん中がコマや極線ではなく十字線となっています。
陽線と陰線の間が十字線だった場合は強い売りサインとなるのでこのシグナルが出たらチャンスです。ただし十字線の次のローソク足が陽線だった場合は買いサインとなるので十分注意するようにしましょう。
しっかり使えるようになるまで何度も取引をしよう
今回は3本のローソク足から転換点を見る「三川」を紹介しました。覚えることが多いと思った方はまず「三川宵の明星」と「三川明けの明星」の2つを覚えましょう。
覚えるコツとしては名前を覚えるよりもローソク足のパターンを覚えるほうがより効果的です。初めて試す分析方法や戦略はなかなかうまくいかないということが多いでしょう。まずは少額から取引のできるバイナリー業者を探してみることをオススメします。
例えばジェットオプションなどが良いのではないでしょうか。この業者は一口100円から始められるので初心者にもオススメ。
取引に慣れてきたらスプレッドで最短30秒で2倍以上のリターンを狙っていきましょう。前回紹介した「三山」も一緒に試してみてください。
